2024/04/06 12:12


本に「帯」を付けました。そこには本巻の問いかけであることばを書きました。
問いに正解はありません。たくさんの答えがあるでしょう。
でもわたし、すでにひとつ解っちゃったのです。もったいぶる必要はないので即ここに書きます。


「愛」とは、この本(主人公たち)を見るひとの目線そのものです。
 
製品となった「ぼくと先輩 水平思考」はわたしの元へ着くなり速攻、身近なひとたちへ渡り始めています。頼りにしている年上の友だちや、最近知り合ったばかりのひとへも、分け隔てなく自作の流布(売りつけ!)。なかでも親友や相方(おなじみミーサやオム)の手のなかへ行き着いたとき、「愛」の正体がはっきり見えたのです。
 
「ぼくと先輩」は、これを必要とするひとに届けばいいと思って作ってきました。
この考えが、このたび逆転しました。この本には、あなたが必要なのです。
 

本にとって神の視点に居るあなたに見つめられることで、「ぼく先」世界は完成します。
美麗な印刷造本の確認、作画技術による感嘆、物語の端々に見つける共感、登場人物の姿かたちに萌えるでもなんでも。
あなたの感受こそが「ぼくと先輩」の存在に対する答えです。

 
だからなのかな。わたしは今回の新巻発売において「内容」について発言できず、告知に絡められずにいます。
思い込みを少ないままに、この本と出会ってくれたら最高だな。
13巻をご愛読のあなたには新巻での変化も様々楽しんでいただければいいな。既巻でもたびたび「愛」とは何かを問うているし、あなたがどう思うのか。十人十色の読みがあるでしょう。わたしはそれが嬉しい。
 
さあ明日の朝、当オンラインショップが最速発売です。
「ぼくと先輩 水平思考」
あなたの目撃でほんとうの完成を迎えます。



本のご注文おまちしています。


木村さくら