2023/10/25 16:30

右手の中指を負傷しました。
石けんでぬるついた手で安全カミソリのキャップを外そうとして滑りました。
中指左サイドみごとにスパっと一直線に、ぎゃーっ。

ゾクー!…これ以上聞きたくないでしょう?

ことの顛末を漫画的笑いに変えて語れそうですが、この辺でやめときます。


問題は怪我の前後です。
事件前わたしは張り詰めていました。じぶんをギャンギャンにチューンアップして漫画制作にあたってきた。
ほかの時間はほぼゾンビです。そんな日々にひとまずの限界がきたのかと思います。
みずから停止ボタンを押したか、よもや無意識の自傷行為かもと。

形成外科で縫い止めてもらっているあいだ、いつかもっと大きなミスをしたらどうしようとか、一瞬は嘆きかけました。
「想像屋」の突飛な想念は作画指の再起不能まで行きかけたりもしましたが、「ムダなこと考えるくらいならそのエネルギーを回復にまわせバーロー」とガラッパチで一喝、一秒でも速く回復させると決めました。
絵描きであり〆切がある旨を外科医に伝えると、右手はギプスをはめたかのように包帯グルグルに固まりました。
あらま、まるでドラちゃんの空気泡だよ。


というわけで、負傷後は作画を休止しています。
絵のほかに進められる制作作業をやり、家事に副業(株です)もあるし、指から遠くふだん鍛えが足りない脚の筋トレをしてみたり。
友だちとやっているラジオ(ポッドキャスト)の編集も楽しみます。
この際、頑張らないでできる「やってみたかったこと」もいくつかやろう。

そうしているうちに勝手にテンションは上がり、わたしはすっきりとした気持ちで机へ戻っていけるでしょう。


今朝はサンドイッチをこしらえて、近所の、森みたいな公園で朝ごはんにしました。